2024年8月29日、国産メタバースプラットフォームclusterが個人による商用利用を解禁しました。これにより個人事業主はcluster内での商業活動や、個人間での制作業務の受発注が可能となります。
また個人運営のイベントやワールドで企業と協賛することもOKとなっており、クラウドファンディングで資金調達をすることも可能となるようです。
これはできることがかなり広がりますね。
下記、営業利用のガイドライン(2024年8月29日現在のもの)を引用させていただきます。
- 個人がイベントの開催を営利目的で行うこと
- 個人がワールドの制作を営利目的で行うこと
- 個人イベントに宣伝広告目的での個人または法人のユーザーが出演すること
- 個人イベントの開催に際し、個人または法人の協力者に謝礼を支払うこと
- 個人制作のワールドにおいて、個人または法人の協力者に謝礼を支払うこと
- 個人イベントや個人制作のワールドに対して、個人または法人からの協賛・寄付金を受け取ること
- ただし、1回のイベントで各法人から受け取る協賛・寄付金の総額は100万円(税抜)までとする(個人から受領する金額は上限なし)
- クラウドファンディングも上記条件内で行えるものとする
- 外部のサービスサイト等を利用して、有償でのワールド制作を個人間で請け負うこと
- 外部のサービスサイト等を利用して、Cluster Creator Kitで動作するギミックやスクリプトを含んだ3Dモデルを販売すること
https://help.cluster.mu/hc/ja/articles/19767550213017-%E5%96%B6%E5%88%A9%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%AE%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3
ではこれによって具体的にどんなことができるようになるでしょうか?
例えばですが、
- 企業の担当者を招待するビジネスイベント
- 仕事の受発注を目的とした事務所ワールドの運営
- ワールドに企業の広告を掲載
こんなことができるようになるのではないでしょうか?面白そうですよね。
またこれまで暗黙の了解として無償の協力によって成り立っていたイベントも少し状況が変わってくるかもしれません。個人間の対価の支払いが可能になったわけですから、スタッフに直接対価を支払っても問題ありません。
もちろん、まだまだclusterのイベントで大きな収益を得ることは難しいところがありますので、こういったことができるイベントはそう多くはないだろうとは思いますが、スタッフにしっかりと対価を支払うイベントはその存在感を増してゆくかもしれませんね。
三軸工房は個人運営で、clusterワールドの企画・制作に精通したクリエイターも揃っておりますので、もしclusterでワールドを運営してみたいという方はお気軽にお問合せください。