Live2Dとは
Live2Dとは、2010年にサイバーノウズが開発した2Dイラストを立体的に動かすことができる技術のことです。一般的な3Dモデルとの違いとして、Live2Dはイラストをベースにしているため、2Dアニメのような雰囲気になることが挙げられます。最近ではVTuber活動でLive2Dを用いられることが多く、ホロライブやにじさんじで活躍する配信者の立ち絵で馴染みがある方も多いでしょう。
VTuber活動をするための流れ
Live2Dを必要とする方の多くが、VTuber活動を始めたい方だと思います。VTuber活動に必要な準備は以下の通りです。
①機材の準備
VTuber活動をするにはマイク、ミキサー、Webカメラ、ゲーミングPCなど、多くの機材が必要となります。仕事用のパソコン程度のスペックだと、Live2Dを使った配信がスムーズに出来ないことが考えられるため、これらの機材を一通り揃えなければなりません。
②イラストを用意する
VTuber活動に使うイラスト(立ち絵)を準備して、モデルを作成していきます。イラストレーターやモデラーなど専門的なスキルを身に着けている方以外は、ほとんどの場合企業や個人のプロに依頼する必要があるでしょう。その際は、どういったイメージの立ち絵が必要なのか、自分の想像を伝えながらプロに作成してもらうことになります。
③Live2Dの制作
アニメーションするLive2Dを作成するには、一枚のイラストを用意するだけではなく、パーツごとに何個ものイラストを作成する必要があります。Live2Dの作成はその道のプロに任せることになると思いますが、フィードバックをしつつイメージ通りのイラストになるように協力します。
④モデリング
モデリングとは、パーツ分けしたイラストを組み立てる工程のことです。パーツを組み合わせたり、どのパーツをどのくらい動かすかなどの動作範囲を決めたりします。モデリングの精度によって、自然にアニメーションするかどうかが決まってきます。
Live2Dやモデリングを依頼するには?
Live2Dやモデリングを依頼する際の方法には、大きく分けて以下の2パターンがあります。それぞれのメリット&デメリットについて見ていきましょう。
企業へ依頼する場合
制作会社に依頼するのメリットとしては
- イラストなどの高いクオリティーのVtuberを作ってもらえる
- イラスト制作からモーションまで一括して依頼できる
- 権利関係の取り決めなどもきちんとしているため、信頼して任せられる
などが挙げられます。
デメリットとしては、個人に依頼する場合に比べてかなりの費用がかかってしまうことがあります。
個人へ依頼する
個人へ依頼する場合のメリットとしては、
- 制作会社よりもかなりコストが低く依頼できる
- 実力のあるクリエイターに頼めば、高クオリティの作品を作成してもらえる
などが挙げられます。デメリットとしては、
- 人気のクリエイターだとなかなか依頼が出来ない
- クオリティーや進捗が個人によって大きく異なる
- 情報漏えいなどのリスクがある
などが挙げられます。
Live2Dやモデリングの費用相場
Live2Dやモデリングの費用相場は、以下のようになっています。
企業の場合
イラスト制作(パーツ分け込み) | 16~20万円 |
モデリング | 20万円~ |
全てまとめて依頼する場合 | 30~40万円 |
個人の場合
イラスト制作(パーツ分け込み) | 3~5万円 |
モデリング | 1~5万 |
全てまとめて依頼する場合 | 10~15万 |
Live2Dやモデリングは実力のある個人クリエイターへの依頼がおすすめ
ここまでLive2Dやモデリングについて紹介しましたが、制作会社に依頼するとかなりの費用がかかってしまいます。個人でVTuber活動を始めたい!という方にとって、これらの費用は大きなハードルとなるでしょう。そこで、おすすめなのは『信頼でき、実力のある個人クリエイターへ依頼』することです。今後、VTuber活動をはじめるつもりの方は、是非本記事を参考にしてみてください。