タダでも足りない

面白いものをタダで提供すればきっと使ってくれるだろう…、そんな風に思っているとしたらそれはうまくいかないかもしれません。

認知をされたとしてもその後そううまくは動いてくれない。メタバースで活動していて痛感することです。

現在エンターテイメントの領域においてはコンテンツは非常に多く溢れています。それに加えて人々の時間は有限。

そうすると当然取捨選択を行うことになる。ひとつのものに多くの時間を費やすということは大変で、何かしらの負担を強いられるものは余程じゃないと避けられるでしょう。

なので「理解」を求めたり、「説明」を要するようなものを仕掛けてもほとんどが動かないわけです。

認知された後は負担をかけずに自然に入口を通させる必要があります。そこまでお膳立てをしてあげないといけない。

そして新たなものを仕掛けるときは理解の手間を省くのにあえて既に知っている概念を利用するのも手だと思います。

私がclusterというメタバースプラットフォーム向けに開発したメタバース内テレビ「MetabaTV」を利用してもらう上で鍵になったと考える要素は3つあります。

・誰もが馴染みのあるテレビという概念を使った
・既によく使われているclusterのスクリーン機能の拡張として実装した

・置くだけで使える導入の手軽さを追求した

これによって、番組提供とアセットの設置の障壁を下げられたというのがあると思います。

これをもっとややこしい説明の必要なものにしたら実際に利用をしてもらうのは困難だったと思います。利用の度にコミュニケーションが発生するのが目に見えていて、そこには人間関係が発生してしまうからです。

※私への好き嫌いや苦手意識が影響してきてしまう。

なので、何かを仕掛けるときは、こういったことを意識しながら流れを作ることを心掛けています。

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