こんにちは、なび公です。今回は生成AIのある社会を少しネガティブな角度から考えてみたいと思います。
昨今の生成AI技術の進化は凄まじいものがあり、プロンプトを入れれば現実と区別のつかないレベルでの画像や映像が生成できるようになってきています。
これはとても面白いもので、誰かの頭の中にあるアイディアを形にする上で非常に有効なツールだと思います。これは人類の発展に大きく寄与することになると思います。
また歴史や文化というものは継承によって発展するものと思いますが、何らかの継承される要素があった場合に人類の未来の景色がどういうものになるかというシミュレーションも容易になってくるのではないかと思います。
そうするとこの世に存在しないような文明の姿や言語なども生まれてくるかもしれません。
これらは比較的ポジティブな面ですが、一方で生成AI技術による脅威もあります。それは我々が現実の映像と生成AIによって作られた映像を区別することが困難になる点です。
これはつまり映像の証拠としての能力が低下するということになります。
そうなるとその映像が本物かニセモノかを判断する専門機関が必要になってくる。ファクトチェックというやつですね。
しかしこのファクトチェックをする機関が中央集権化し腐敗していった場合には手がつけられません。真実を見極める機関ではなく、真実を認定する機関となってしまったら、彼らの持つ権力は絶大になるでしょう。
私たちは生成AIのこういったネガティブな面にも予め敏感になっておかなければいけないと思いますし、既にその世界を予測して動いている人はいるだろうと思います。